就業不能保険の「免責期間」はどう選ぶ?——60日型・180日型で保険料と安心感はこう変わる

就業不能保険は免責期間(給付が始まるまでの待機期間)の設定で保険料も安心感も大きく変わります。60日型・180日型の違いと、貯蓄額別にどちらを選ぶべきかを解説します。

「免責期間」を知らずに加入すると後悔する

就業不能保険は、働けなくなったその日から給付金が振り込まれるわけではありません。多くの商品には免責期間(支払対象外期間)が設定されており、この期間中は病気やケガで働けなくても給付金は受け取れません。免責期間は商品によって「60日型」「180日型」などから選べることが多く、この選び方一つで保険料も、いざというときの安心感も大きく変わります。

60日型と180日型、何が違うのか

  • 60日型:働けなくなってから約2ヶ月で給付が始まる。保険料はやや高めだが、貯蓄が少ないフリーランスでも早期に収入減をカバーできる
  • 180日型:給付開始まで約6ヶ月かかる。その分保険料は安く抑えられるが、半年分の生活費を貯蓄でつなぐ必要がある

一般的に、免責期間が長いほど月々の保険料は下がります。「保険料を抑えたいから180日型」と安易に選ぶと、実際に働けなくなったときに半年間の生活費をどう工面するかで慌てることになりかねません。

貯蓄額別・免責期間の選び方の目安

  • 生活防衛資金が1〜2ヶ月分しかない:60日型を選び、給付開始までの空白期間を最小限にする
  • 生活防衛資金が3〜5ヶ月分ある:60日型・180日型のどちらでも対応可能。保険料の差額を比較して選ぶ
  • 生活防衛資金が半年分以上ある:180日型を選び、保険料を抑えて長期的な保障に回す方が合理的

免責期間中の収入減はどう乗り切るか

免責期間中は、傷病手当金がないフリーランスにとって最も収入が不安定になる期間です。この期間をカバーする方法としては、次のような選択肢があります。

  • 生活防衛資金(普通預金・すぐ引き出せる口座)で当面の生活費をまかなう
  • 短期間で解約できる据置型の共済・保険を併用する
  • 取引先やクライアントに、業務委託契約上の休業時対応をあらかじめ確認しておく

免責期間だけでなく「支払期間」も合わせて確認する

免責期間の長さだけでなく、給付金がいつまで支払われるか(支払期間)も商品ごとに異なります。免責期間を短くして保険料が上がっても、支払期間が短ければ長期の就業不能に対応できません。免責期間と支払期間はセットで比較検討することが重要です。

まとめ

就業不能保険の免責期間は、保険料と安心感のトレードオフです。自分の生活防衛資金の額を基準に、無理なくカバーできる免責期間を選びましょう。迷ったときは、免責期間・支払期間・保険料の3点セットで複数商品を比較することをおすすめします。

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